ラオス松の紹介 (ラオス名マイ ペク May Pek)
@ラオス松の名称と生育地域 Aラオス松の特徴と用途 Bラオス松の用途 Cラオス松の状況
D当社のラオス松の利用ポリシー |
@ラオス松の名称と生育地域 |
ラオス松はメルクシ松とも呼ばれ メルクシ松はラオス カンボジア ベトナムなどに広く産する松です その中でラオスに産するメルクシ松をラオス松と呼びます
生育地域は 中国 ベトナム カンボジアとの国境に近い ラオスの600m以上の高地に自生するマツ科の針葉樹です。 |
Aラオス松の特徴と用途 |
ラオス松は 日本のアカマツに似ていますが 赤松以上に真っ直ぐで長い丸太が多い マツ科のなかでは木質が硬く 木目は細かく鮮明で 特に辺材は白色が多く芯材の赤色と色彩の明瞭な対比が特徴です。
柾目がよく 木目と色合いが美しく 表面が硬く狂いが少ないなどの理由で寺社 仏閣や日本建築に使われてきました。
古くから日本建築の縁甲板として利用されてきました 年輪が美しくそろっているのが特徴で 柾目が取れるため 床材に適している理由です 赤身の部分は
年月が経つほど風合いが出て来ると言われています。
日本ではほとんど手に入らなくなった最高級の地松縁甲板の肥(こえ)松・脂(やに)松の代わりに使用されるほど高級な松で 赤白柾は東日本で多く使われ
高価な赤柾は西日本で多く使われています。松を高く評価する地域は西日本が多いようです。
花には独特の香りが有る様に ラオス松には ラオス松独特の良い香りがあります。
また花には独特の色が有る様にラオス松にはラオス松独特の色があります。
生育している環境(高原 山腹 谷 南側 北側 その他)により 香り色は微妙に異なり 強さも異なります
ラオス松は南部のカンボジア松と比較して 松の特徴である脂は相対的に少ないといわれています。
日本のお城の水中にある石垣の基礎には 松を使っています 水中では松は腐りません ゆえに当社では 松の原木は 水中に貯木しています。
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Bラオス松の用途 |
ラオスに於いては 以前は全くと言っていいほど利用されていなかったが 現在では 少しづつ利用される用になりました。
主に日本向け(ベトナム タイから)に輸出されており 用途は日本建築の家の高級木材 内装材として使用されています 特に高級床材(縁甲板)として
多く利用されています |
当社は 今まで建築用材 内装材としてしか |
Cラオス松の状況
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ラオス松は限りある天然木のため 現在では伐採量も少なく入手が段々困難になっています ラオス松は政府の厳しい管理下のもと 計画伐採及び伐採後の植林が行われています(当社でも毎年チークなどの植林をしています)
が大変入手が困難な材となっています。
しかもラオスでは 原木でベトナムやタイへの輸出が多く また製材品での輸出がほとんどです 国内産業の育成という観点からも 完成品での輸出が求められています |
D当社のラオス松の利用ポリシー |
ラオス松は自然の松のため 段々少なくなっています 又 自然環境を守るためにも ラオス松の刺身の部分だけ利用するのではなく 枝から 根っこ
(魚に例えるならば 頭も 内臓も 目玉も 骨も)も利用しています。
更に 鋸屑 削りかす 樹皮など 乾燥炉の燃料として全て利用しています。
しかも原料(原木 製材品)ではなく 完成品での輸出をしています。 |
自然環境保護の観点から新しく木を切るのではなく 山で出る利用しない部分(枝・曲がった木・大きな傷の有る木・)製材所で出る残材や
木炭にするような 部分の活用を考えて 商品開発を進めています。 |
当社では家具については 節 ヒビ 藍色 といった あまり利用されていない部分も 活用するよう努力しています。 |